中山先生
ついに私の順番がやって来ました。書く事の苦手な私にとっては一大事ですがしかし今年は助かりました。
タイガースの話です。星野阪神の今年のチームを観ていると野村阪神の遺産もありますが指導者の力量によりこんなに変化するとは信じられません。2年前まで自信なくプレイしていた同じ人間には見えないほど自信を持ってプレイしている姿を見ると皆が4番打者に見えて来ます。自信と心の変化で人は変われるんだと。
日本も政治家や官僚が本気の姿を見せれば国民も変わり、すべての難問も解決出来るのですが、なかなか難しいようです。
話は変わりますが、先日、ある先生の講演会に出席した時、食生活の重要性をおっしゃっておられました。生物は食べ物がなければ生きていけません。生物は食べ物を誤まれば生きていけません。生物はいきるために変化してきたのですから、心と体、多くの病気に食が関係していても不思議ではないと思うのですが、もちろん噛むことも大切です。
先日、新聞である歯科医が幼児虐待を受けている子供にカリエス(むし歯)が多く未処置歯が多いとのことでした。そして検診により我々歯科医は虐待を見つける事が出来る可能性がある、と。もちろん食生活も乱れているのは明らかです。
このように我々の役割も多様化してくると感じております。
 
追伸・星野阪神タイガース優勝バンザイ!!
(2003年7月)
西崎先生
今から約50年程前、私が3〜4才の頃にブリキ製のペダルカーに乗って毎日ペダルをこいでハンドルを回し遊んでいた事や、当時父親がモーリス・マイナー(車名)を所有しその車でドライブに行った時ドライバーズシートの父親の膝に座らせてもらいハンドルを回したりした事、夏になって走行している途中でエンジンがオーバーヒートを起こしてボンネットを開けて冷却したりして走って行くという現在では考えられない車の性能であった事を今でもよく記憶しています。
私が16才になった当時、軽四免許を取得しHONDA N360を自分の車として運転したのが始まりでその後数台の色々な車種を乗り継いできました。その中で私が一番印象深く好感を覚えた車は英国1868年製AUSTIN MINI COOPER S MK IIで総排気量1275ccと小さいながら75psと結構力強く最高速度も160〜180kmとその当時の車としてはよく走り、またサーボ付きのブレーキディスクで制動力のバランスはボディと足廻りはコイルなどのサスペンションではなく独自のハイドロラスティックサスペンションでした。
今、この車に又出会えるとしたら30年前の自分に戻りサーキットに持ち込みスポーツ走行を楽しみたいと思います。
(2003年5月)
奥間先生
以前にNHKが、アニマルポリス(英国)についての番組を放映していて動物保護に関する意識が日本と比べてかなり違うのに驚かされました。
アニマルポリスとは別名“王立動物虐待防止協会”と呼ばれその成立は約180年以上も前に作られ現在も民間の非営利団体として1700人の職員が働き、年間140億円の寄付でまかなわれています。飼主でもペットに苦痛を与える事は全て“虐待”とみなされ328人のアニマルポリスの調査官が市民の通報で現場に急行し解決します。日本では現在約1800万頭のペットが飼われていますが、飼いきれない、子どもが産まれたから、捨てられていたから等の理由で、保健所に持ち込まれ殺処分される犬猫の数は年間約65万頭といわれ、その数にぼう然とし実に無力感に襲われます。又、日本では自分の家のペットが虐待や殺されたりしても現行の法律では最高刑でも器物損壊しか適用されません。アニマルポリスが活躍しているイギリスでは、人間社会に必要なパートナーとして人間と同じような痛みを感じる生き物として保護意識が人々に根ざしているのです。
日本でも同じような理念の下に活動している小さな団体がいくつかあります。
私の知っている、能勢にあるハッピーハウスという動物の孤児院では、保護された動物を里親との接点の場として提供したり、地域ねこ(飼い猫でないノラ猫)を守るための活動もしています。生き物同士自然に共存できるよう頑張っているのです。
又、女優の田中美奈子さんは、保健所を見学に行った時に、収容された犬達の運命(ベルトコンベアー式に数日後には炭酸ガスによる窒息死)に涙があふれ、翌日朝一番に保健所の扉をたたき何匹か引き取ったそうです。彼女もその体験によりホームレスのペットを救う団体を主宰し活動を続け講演もしているとの事です。
アニマルポリスの広報官の方が語りました。
「動物も人間も同じように感覚を持つ動物です。もし動物が苦痛をともなっているのに、人々がそれを無視するならば、人々は人間の苦しみまでも無視するようになると考えています。だから動物虐待を認めることはできないのです」
たかがペット、されどペットです。人間も動物も同じ命、私達の心を癒し、しいては子ども達に自分より立場の弱いものをいたわり思いやる心を動物を通じて育てることの大切さをその言葉から感じました。
(2003年4月)
鳥羽穂積先生
2月11日、今日は建国記念日です。
私の小学校時代は、紀元節と云って四大節の一つで此の日は読んで字の如く日本国建国の日と云う事である。
そもそも、紀元節とは、明治5年(1792年)、日本書紀・古事記の説話により、神武天皇即位の年を西暦紀元前(B.C.)660年と定めて、これを皇紀元年(今年は皇紀2663年)と呼んだ。しかし、神武天皇の即位が架空の事実であると云うだけでなく、推古朝以前に関する日本書紀の暦法が紀元節設定当時には明らかではなかったので、神武天皇の即位日とされた辛酉(かのととり)正月元日を太陽暦に換算することは不可能であり、2月11日の日付は当時の学問的水準に照らしても無根拠であった。
その頃の明治政府は、国内に於いては世直し一揆、対外的には万国対峙と云う状況に直面していた。この内外の危機を一挙に突破する為に、神権的天皇に権力を集中させようと企てていた。紀元節はこうした天皇統治の存在理由である。
古代の政治、神話を宣伝し、外国に対して国威をはる為に設定されたものであった。そしてこれ以降、紀元節当日を期して大日本帝国憲法が発布(1889)された。戦後の1946年に廃止されたが、1966年、建国記念日と名を改め祝日として復活した。
歴史的な正否は別として、日本国民として国家の生誕を祝うべきではないかと、私個人としては思います。
(2003年2月)
和島先生
ふと最近学生時代の事を思いだすことがある。約15年程前の事である。
思いたったように車を走らせ、山里のほうに向かった。その地は信州、松本である。その頃は時間があれば朝夕とわず釣りにふけっていた。静寂の中に川の流れを聞きながら、一本の糸をたらす。気持ちを集中させ、無になる。心のおちつく一時である。
不思議な事に、魚が釣れても釣れなくても楽しい時間がすぎて行く。今大阪にいてこんな気持ちを持つことができるであろうか。
心の洗濯に車を走らせたい今日この頃である。
あの川のあの流れ、石、木々が頭の中にはっきりと思い浮かぶ。心の「ふるさと」信州、すばらしい所ですよ。みなさんも一度行かれては。
(2003年1月)
真喜志先生
最近、テニス、スキー以外に新しい趣味が増えました。「ジャグリング」です。大道芸と言われているものです。ジャグリングとは今日の意味は広く、「道具を技術のみであやつること」であり、もとは「3つ以上を落とさずに投げ続けること」だそうです。
ジャグリングには、ボール・クラブ・ディアボロ(中国ごま)・シガーボックス・デビルスティック・フットバッグ等、色々あります。私がやっているのはボールとディアボロです。
1年程前、子供が小学校の発表で何をしようかということになり、皿回しなんかどうだと勧めて、道具を買いに行った際、ボールと「ボールジャグリング入門」という本をみつけ、面白そうだと購入したのがきっかけでした。やりだすとこれが面白く、はまってしまいました。インターネットのジャグリングショップでボールとディアボロのビデオをみつけ、すぐに買いました。色々な技があって奥が深く、ビデオを見ながら、まねをしていますが、なかなかうまくいきません。できた時は、「ヤッタ!」と言う感じでうれしいもんです。
昼休み、スタッフルームの上の部屋でやっているのですが、先日、スタッフにばれてしまいました。以前もディアボロで顔にすり傷をつくって、どうしたかと聞かれ、笑ってごまかしていました。毎日、昼休み天井でドンドン音がしてずっと気になっていたようで、「腰痛体操でもなさそうだし、何をしているのですか?」とストレートに聞かれたため、白状してしまいました。その夜は診療終了後、スタッフを前にデビューしました。
まだへたなので、よく落とすのが普通の状態です。ボールは落としてもよいのですが、ディアボロはへたをすると凶器になります。以前飛んでいったディアボロが、子供の顔に当たり、鼻血を出すという騒ぎをおこしました。それ以後、まわりに気をつけるようになりました。ディアボロを自分の顔にぶつけたり、ボールを投げて頭に落ちてきたりで、ジャグリングというよりも、ギャグリングやな思いながら楽しんでいます。
皆さんも一度、やってみてはいかがですか。なかなか面白いですよ。
将来、海遊館の前で、パフォーマンスしていたら、100円ぐらい入れて下さいね。
(2002年12月)
今日は私の趣味について、少しお話をします。私の数少ない趣味の中で、最も心を熱くしてくれるのはプロレスです。プロレスに限らず、ボクシングや相撲、あらゆる格闘技が好きですが、物心ついた時からプロレスの大ファンでした。中学2年の時まで、真剣に将来プロレスラーになろうと思っていた程でした。さすがに力道山の時代はあまり知りませんが、G・馬場やA・猪木の全盛期に関してはかなり詳しいです。過去の名勝負、馬場対ボボ・ブラジル、馬場対フリッツ・フォン・エリック、ザ・ファンクス組対アブドラ・ザ・ブッチャー&ザ・シーク組、猪木対ビル・ロビンソン、猪木対ハルク・ホーガンなど、ここには書ききれない程、数多くの試合が私の記憶の中にしっかり刻み込まれております。最近はプロレスよりもK-1やプライドなどの真剣勝負がちまたの人気です。そしてプロレスは昔から八百長だと、馬鹿にする人がいます。
が、しかし極限まで鍛えあげた肉体をもつ男達が、その体を酷使して、見てる者に最高の興奮と感動を与えるプロレスこそ、最高のショーマンシップじゃないでしょうか?
プロレスの好きな方あるいは少しでもプロレスに興味のある方がいらっしゃれば、私と酒でも飲みながら、プロレスの話でおおいに盛り上がりませんか?
(2002年11月)
鳥羽史郎先生
我が家には娘が一人いる。もし子供に恵まれなかったらどうしただろうか?人工授精?それとも子供なしの生活を選んでいただろうか?
妻に二人の子供を養子にしたアメリカ人の友人がいる。二人はそれぞれ彼らの教会関係の施設を通してそれは大変な審査と時間をかけ養子縁組をしたそうだ。ひとりはフィリピンで母親による虐待で施設に保護され、もうひとりはブラジルでストリートチルドレンが妊婦として保護され出産した子供を施設が保護した子なのだ。二人とも女の子で「あなた達は姉妹なのだからずっと助け合って生きて行くのですよ。」と言われながら育てられている。友人のカップルは子供に恵まれず養子縁組をすることにしたのだ。二人とも1歳数ヶ月で彼らの家にやって来た。今年11歳と9歳だ。ひとりの子供を育てるのにもお金はもちろんのこと大変な労力がかかるのにと私などは本当に頭の下がる思いだ。この縁がなかったらあの子達の人生はどうだっただろうかと思うと本当によかったなと思う。そして友人カップルは子育てを通してしか味わえない幸せをかみしめていると思う。どこから見ても全く繋がりの見当たらない、肌の色も目の色も髪の色も体型も全く違う4人が家族として仲良く幸せに暮らしている。多民族のアメリカでこそやって行けるのかも知れない。宗教的、地理的、文化的等様々な違いから日本人には難しいことかもしれない。日本人は血の繋がりを大切にする。しかし、家族とは決してそれだけではないとつくづく思う。信頼し合い、愛し合って暮らしているあの家族の姿をみると心温まる思いがする。そして遠くからではあるが私達は我が家の娘と同様にふたりの女の子の成長を楽しみに見守っている。今年のクリスマスプレゼントは何にしようか……?
 
(2002年10月)
西村先生
患者さんの歯、及び健康状態を治すのが歯科医師の役目。各かかりつけ歯科医院が、日々頑張っている。
私も大正区歯科医師会に入会して今年で17年に入り、少しガタがきている。
歯周病とタバコの喫煙にはかなりの因果関係があり、歯周病の進行状態・・・つまり原因に、タバコが良くないことは十分わかっているが、大正区の歯科医の46.5%の先生方が喫煙者だ。私もその一人に入る。なんのこっちゃ。
しかしながら私の場合、タバコがストレス解消。ま、これは言い訳であり、単なるニコチン中毒である。
話は少し変わって、今年の夏は暑かった。何か毎年少しずつ暑くなる気もする。(地球温暖化?)
地球、日本の政治、人間の色々な物に対しての考え方、全て少しずつ狂ってきているのでは・・・と最近ふと思うことがある。私もその一人かもしれない。
この文章を書いている場所は、和歌山県の川湯温泉である。河辺を少し掘ると温泉が湧き出てくる面白い場所だ。田舎は人間の心を清浄化してくれる。自然のマイナスイオンかもしれない。
私の趣味は数多くあるが、唯一続けているのが海釣りだ。もう35年もはまっている。たぶん歯科医より海釣りの方が好きかもしれない釣りバカだ。「釣りバカ日誌13」も映画館で見たがやはりよかった。ま、私のようなバカは釣りを楽しむため歯科医という仕事を頑張っているに違いない。
追伸
つい最近の話であるが、私は仕事の帰りに、制限速度50キロの一般道を66キロでボーっと走っていたら、不覚にも警察のネズミ捕りにつかまり、16キロオーバー。結果、減点1、罰金1万2000円となってしまった。あと1年でゴールドカード取得やったのに、なんてこった。トホホホホ!車を運転される先生方へ、制限速度はやはり守りましょう。
(2002年9月)
大前先生
「牛肉偽装事件」で食肉業界最大手の日本ハムが揺れている。新聞報道によると、創業者の実力会長が、関係する一切の役職から退き、「完全引退」とのことである。当初発表された「勇退」扱いではなく、「詰め腹」を切らされた格好である。事件の本質と原因を考えるとき、組織のトップの身の処し方としては致しかたないとは思うが、創業者の心中察して余りある。
ところで、私が気になるのは、誰が「詰め腹」を切らせたのかである。一代であれだけの企業を育てた立志伝中の人物に引導を渡したのは、農水省トップである。早期の営業再開を望めば、従わざるをえなかったと思われる。ただ、一連の偽装事件のそもそもの原因が、国の「買い上げ制度」自身にあることは、誰の目にも明らかなことである。営利を追求する民間企業に高い倫理性を求めるより、悪用されない制度を創りあげることのほうが、実際的であり、今回のケースでも、それは容易になしえたはずである。なぜ、あんなに悪用され易い、業界の人間を、高いモラリストと扱うような制度を強行したのであろうか。やはりそこには、長年の「官」と「業」のもたれあいが影響していたということを軽視した、あまりにも安易な業界救済措置であったことは事実であろう。当該制度が運用されれば、このような事態に至ることは当然予想されたし、私は、役所はそれに暗黙の了解を与えていたと理解していた。それゆえ、万一の場合には、当然、役所のしかるべき人間が責任をとると思っていたのだが、実際には、民間人の首をとって、さも自慢気で、相変わらずの無責任体質である。
今回の事件で私は怒っている。それは日本ハムに対してではなく、農水省、及び日本の「お役人」に対してである。日本の誇る「高級官僚」は、そんなに「バカ」なのか、それともただの恥知らずな無責任な連中の集まりなのか、彼らの気概を知りたい。
最後に、私はこの夏、真珠湾のアリゾナ記念館を父と訪れた。旧日本海軍の人間魚雷KAITENが展示されていた。手を合わせる父が「これを考えた人々は、これには乗らんかったんや」と呟いたのを思い出した。
その後それらの責任者達は玉音放送の翌日、割腹したと知る所である。
(2002年8月)

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