今から約50年程前、私が3〜4才の頃にブリキ製のペダルカーに乗って毎日ペダルをこいでハンドルを回し遊んでいた事や、当時父親がモーリス・マイナー(車名)を所有しその車でドライブに行った時ドライバーズシートの父親の膝に座らせてもらいハンドルを回したりした事、夏になって走行している途中でエンジンがオーバーヒートを起こしてボンネットを開けて冷却したりして走って行くという現在では考えられない車の性能であった事を今でもよく記憶しています。
私が16才になった当時、軽四免許を取得しHONDA N360を自分の車として運転したのが始まりでその後数台の色々な車種を乗り継いできました。その中で私が一番印象深く好感を覚えた車は英国1868年製AUSTIN MINI COOPER S MK IIで総排気量1275ccと小さいながら75psと結構力強く最高速度も160〜180kmとその当時の車としてはよく走り、またサーボ付きのブレーキディスクで制動力のバランスはボディと足廻りはコイルなどのサスペンションではなく独自のハイドロラスティックサスペンションでした。
今、この車に又出会えるとしたら30年前の自分に戻りサーキットに持ち込みスポーツ走行を楽しみたいと思います。
(2003年5月)