ふと最近学生時代の事を思いだすことがある。約15年程前の事である。
思いたったように車を走らせ、山里のほうに向かった。その地は信州、松本である。その頃は時間があれば朝夕とわず釣りにふけっていた。静寂の中に川の流れを聞きながら、一本の糸をたらす。気持ちを集中させ、無になる。心のおちつく一時である。
不思議な事に、魚が釣れても釣れなくても楽しい時間がすぎて行く。今大阪にいてこんな気持ちを持つことができるであろうか。
心の洗濯に車を走らせたい今日この頃である。
あの川のあの流れ、石、木々が頭の中にはっきりと思い浮かぶ。心の「ふるさと」信州、すばらしい所ですよ。みなさんも一度行かれては。
(2003年1月)