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先日、堺の大泉緑地に家族で遊びに行ってきました。
この公園は林の中でバーベキューのできる珍しい公園です。(もちろん指定場所だけです。)
ゴミ捨て場、トイレも完備され至れり尽くせりです、しかも駐車場代以外は無料です。
ただハイシーズンは、駐車場が満車になるので早めに出発して下さい。
大正からだと阪神高速を使え30分くらいで到着します。
近くにコンビニなんかもあるのでちょっと買い足しに行くのにも便利です。
真ん中に大きな池があったり、羊がいたり、子供用の遊具なんかもたくさんあります。
夏場はたくさんの子供たちがザリガニ釣りをしています。
我が家一押しの公園です。

バーベキューと言えば以前は炭を熾してましたが、実際に焼き始めるまで時間がかかるので、
子供たちからは大ブーイングでした。
そこで、最近はカセットボンべをセットしてすぐに焼くことができるコンロに買い直しました。
これはすごく便利です。お手軽アウトドア派の我が家には最適です。
焼きそば用には家庭用のカセットコンロとフライパンも持っていきます。
卵を持って行って、残り野菜と肉でとんぺい焼きなんかも味が変わってお勧めです。
もちろんおたふくソースとマヨネーズも忘れずに。

最後にバーベキューの後片付けですが、トイレの手洗いは詰まるので原則使用禁止です。
炭もその場に捨てて行かないで下さい。
飲酒運転ももちろんご法度です。ノンアルコールビールをどうぞ。
みんなでマナーを守って、これからも気持ち良く公園を利用して行きたいものです。

(2008.5月)

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「優さを持った診療を心がけています。」
 
平成19年9月故谷田志郎の後を受け大正区歯科医師会に入会させて頂きました谷田司幸です。私は朝日大学24期卒です。
皆様「三丁目の夕日」を映画もしくは、漫画でご覧になったことがありますか。その内容は昭和30年代、もちろん私は生まれていません。
「あの頃は今のような贅沢はできなかったけど人々の心の間に触れ合いがあった。」という書き出しです。風情があり人情あふれていたのでしょう。私はあこがれと哀愁を感じるのです。大正区にも「三丁目の夕日」に出てくるような昔の面影が残っています。狭い路地があちらこちらにあり、子供の笑い声が隣近所から「いってらっしゃい」「お帰り」とどこともなく聞こえてきます。
水に浮かぶ最後の楽園といわれている大正区は今の時代には不向きな木津川(3箇所)、尻無川(2箇所)の渡し舟があり、この船便に乗るのが心地良いのです。なんだか若者らしからぬと思われるでしょうが、仕事忙しさから離れ、穏やかにのんびりとゆとりのあるひと時を過ごせます。そして明日また元気でがんばろうと英気を与えてくれるのです。
 
(2008.4月)
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何かと話題の<スロウライフ>.あわてずいそがずゆっくりと
 
暮らそうという一種あこがれの生活スタイルである。
 
ただ、生き方の問題として妙に哲学的に語られることも多く、実際の利点
 
は良くわからない。そこで、ゆったり生活と健康について考えてみました。
 
欧米諸国によくみられる肥満、現在日本人にも増えているらしい。特に一昔前
 
まではおじさんの病気だったはずだが肥満の低年齢下傾向には歯止めがいっこ
 
うに掛からない状況のようだ。原因として考えられるのがまず、ハンバーガー
 
などに代表されるファーストフードの急速な普及であろう。それにともない
 
我々の食事にかける時間が短くまた咬む回数も極端に少なくなっている事が
 
挙げられる。謀歯科大学病院で20~50歳代の男女会社員340人の肥満度
 
を調べた。肥満度はゆっくり食べる人に対し早食いの人の方が肥満度数は多か
 
ったとのデータがでている。個人差はあるもののゆっくり食べるという事は肥
 
満に係わり合いが大きいということにほかならない。
 
せわしい毎日 せめて夕食ぐらい会話や音楽、食事に時間をかけて楽しみつつ
 
のんびりいきませんか。とは言うものの現実なかなかうまくいきませんねー
 
食のスロウライフを満喫したいものです。
 今回は、今はまっている趣味の話をさせてもらいます。僕はここ2年ほど、ほとんどの休日はインラインスケートをしています。(以下sk8と略)よく公園などで子供が、ブルーやらピンクやらのを履いて遊んでいるのを目にしたことがある方もいると思います。現在、日本ではsk8は子供の遊び道具という程度の認識のされ方です。しかしフランス人の友人によると、フランスではsk8が交通手段として認められ、当たり前のようにみんな道を走っているらしいのです。パリでは、毎週金曜日の夜には、「フライデーナイトスケート」といって、一般の道路を封鎖して1万人もの人々が参加するイベントがあるそうです。しかも毎回そのコースが変わり、sk8を履いた警官がその警備に当たるそうです。なんともうらやましい話です。
 そもそも僕がsk8を始めたのは、子供の自転車の練習に付き合う暇つぶしのためでした。その後、インターネットで色々なサイトの動画を見ているうちに「sk8でこんなことができるんだ!」と知り、衝撃を受けました。それがだんだん自分でもやってみたいと思うようになり、とうとうsk8漬けの休日になってしまいました。子供たちにも「また今日もsk8?」と言われています。でも休みの前になると、滑りたくてウズウズしてきます。
 最近は、ほとんど長居公園に行くのですが、日曜日にもなると大人子供
あわせて20-30人近く集まる時もあります。いろんな年齢層の人達が集まるので楽しいです。滑らずに話ばっかりしてる時もあり、学生時代のクラブ活動みたいな雰囲気です。たまにそのまま飲み会になだれこむことも・・・
 最近はお金もかからず、健康的な趣味でいいかなと自分を納得させています。このまま生涯スポーツとして、子供と一緒にやっていくつもりです。
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初めて飛行機に乗ったのが昭和44年、私が24歳のときであった。
大学院に入学し、教授から筋電図を使って口腔筋肉の解析が研究テーマに指示され早々に、5月頃だったが長崎大学で筋電図学会があり、教授以下数名が参加することになった。しかし、「学会前日に筋電図技師の講習会があるので、君は受講しなさい」と私だけに教授命令が下った。
もちろん電車で長崎県に行けないこともないが、飛行機が当然になって久しい時代である。しかも私にとって飛行機は初体験なので、物珍しさもあり機乗することにした。中学校は北九州、高等学校は北海道が修学旅行だったが、いずれも当時の国鉄を使用したから初フライトだ。ひとに聞いた話では、機内ではスチュワーデス(昔はこういった)がさまざまなサービスをしていて、酒は飲み放題だという。
他の学会参加者は翌日出立なので、ひとりで期待に胸を膨らませて伊丹空港に向かう。
機内で飴玉ひとつ配られ、これがうわさに聞きしサービスの始まりかと期待が膨らむ。シートベルトを締めて、やがて離陸。長崎大村空港は今はジェット機が就航しているが、約40年前はプロペラ機しか就航していなかった。
乗客は3、40名程度だったであろう。アナウンスがあり「低気圧が近づいているからシートベルトを外さないように、さらに、機内サービスは控える」とのことだ。しばらくして機体の揺れが次第に激しくなる。長崎までの就航時間は忘れたが、大村空港まで長時間座席に縛り付けられ、飴玉ひとつのサービスのみでスチュワーデスは姿を現さず、お目当ての酒もなく、大揺れの初フライトであった。
 
(2007年3月掲載)
ランチャ・ストラトス
今年もまたモンテカルロを皮切りに、世界ラリー選手権がはじまった。今でこそラリー競技もスバルや三菱の活躍で日本でもおなじみになったが、30年前はそれこそサファリラリーぐらいしか認知されていなかったように思う。その時代、突如として現れてラリー競技のスピードを大幅に上げたマシンがある。ランチャ・ストラトス。変なスタイルの車ですよ。車幅はセルシオ並、なのに前後車軸間距離は軽自動車程も無い。後方視界は絶望的、トランクなんて申し訳程度。実用性なんてかけらもありません。それもそのはず、この車はただラリーに勝利する為にランチャ社から依頼を受けたカロッツェリア・ベルトーネが精魂込めて開発したラリー専用兵器だったからである。私的には魅力的なんだなあ!
量産車ベースじゃないから速いのなんの!中途参戦にも関わらず1974年エントリーした4戦中3勝して他メーカーを蹴落としてランチャに年間チャンピオンをもたらしてしまう。しかも翌年、翌々年とチャンピオンシップ三連覇を達成し、無敵時代到来と思われていたんだなあ。実際、1975年〜1977にかけての同一マシン同一ドライバーによるモンテカルロラリー3連勝という当時としては破格の偉業もストラトスのシワザなんですよお。
しかし、思わぬ落とし穴が待っていた。親会社のゴリ押し!イタリアの自動車会社のほとんどはフィアット社の傘下にある。量産車に関しては太っ腹にも子会社のやりたいようにさせてるくせに、ことモータースポーツになると政治力を発揮して思い切り口出しするんですな。1977年、当時フィアット社で売り出し中の中型セダン131をグループのラリーの主戦力にしたいがために、子会社ランチャのワークス活動を中止させてしまう。ついでにメインスポンサーのアリタリア航空まで横取り!ひどいじゃないですか?ヒロシの自虐ネタにもなりゃしない。
それでもストラトスの牙は抜かれなかったんですねえ。プライベート活動になってもまだまだ速く、毎年どこかで優勝してその存在をアピールし続けた。世界ラリー選手権における最期の勝利が1981年のツール・ド・コルスだから、8年間も一線級のマシンだったことになる。こんなに長期にわたって同一車両がモータースポーツ界で活躍した例は殆どないでしょう。ランチャ・ストラトスはラリー界で最も偉大なマシンだったかもしれない。
一度でいいから、モンテカルロラリー最高のステージ、雪のチュリニ峠をDinoV6の雄叫びも高らかにCARELLOの4連装ドライビングランプを誇らしげに輝かせ疾走するストラトスの姿を生で見たかったなあ!
 
(2007年2月掲載)
ガラス越しに私を見つけると、うるさく吠える。
キー坊(バセットファウンド)、要望にこたえ散歩に行く、いつも丸腰(外見てぶら)である。九月に入り暑さも少し和らいだ気配、犬も私も足が軽い。
この時期、どちらの家からも堀越しに、ピンクの花を覗かせているサルスベリの木、そろそろ散り初める前兆か、目いっぱい意思表示していて美しい。
側を子供が通学の足を速め追越して行く、そして素早く振り返りキー坊の顔を確認。ニコッと笑みを私に残し、又、早足で先を急いでいる。犬好きらしい。先日も、すれ違った御婦人に(年齢不詳)、ケイタイで写真を撮ってもいーい?と、断りを受ける。勿論どうぞである。
いつも、こんな出会いばかりではない。路に大便をしたらどうするの不満げに話かけてくる、皮肉っぽく手で取っていくの・・・?私は答えた、むろん手で、足では取れません、貴女もそうでしょ一緒です。するとオバサン素手では取りませんと言う。私も素手ではしませんとポケットからティッシュペーパーとビニール袋を取出し見せる。彼女、目を丸くしおもむろに肩をすくめ両手を広げるポーズをとると、無言で去って行く・・・。彼女、若い頃洋画ファンだったのだろう、等と想像しひとり顔を緩める。
ゆっくり、孤独に歩きたいので人通りの少ない道を選ぶ。雑草の中、ハギがいっぱい雑じっている。秋が初まっているぞと自分にいい聞かせながら、キー坊に話しかけるが返事は無論なし、・・・。
そこを抜け畑に、珍しいものを見付ける。熟して赤黄色になり破れお腹の内まで見せている今はやりの野菜ゴーヤ、傍にはグリーンの食頃に思える物もあり、存在感がある形しているなぁと、つくづく眺める。この突起をどうとらえるかで好みも分かれよう・・・。あまり長く同じところに留まると犬が苛立ちはじめる。そろそろ先へ、一般道に戻る。
すると街路樹が枯れていた。下には干涸び、黒褐色になった山桃の実がいっぱい落ちている。どうやら猛暑の後遺症らしい。枯れず生きのびた木もかなりダメージを受けている。山桃はオス、メスがあるらしく、実の生ってないのもあり、その方が元気に見える!。
街路樹は夏の高温に気を付けてやらないと可哀そう。
内も、ガレージの上(コンクリート)に置いていた植木、気が付くと葉が枯れていた。慌てて土の処に移し、栄養剤入りの水をたっぷりあたえる、と一週間程で枯葉のまわりから新芽が出だした。欅それにさくら、これは庭で自然に芽生えたものをフラワーボックスに移し育てている、量販店で買ってきた夏椿(シャラ\980)、私のリクエストで妻がテニスのコーチから戴いてきた南京ハゼ(優しい形の葉と紅葉がみどころ)今息を吹き返し、それぞれ緑の葉を風に靡かせている。(各々H1.5m程)
山桃の事が気になる、誰が管理しているのだろう?・・・愚痴になるといけない。あまり年寄じみた事を言うと孤立する。いやそれは望むところ一人が好きな私である。でもここは、これ以上深く考えるのは止そう。
コンクリートがヒート・アイランドを生む事、実感できた犬の散歩も夏は気をつけないと、そう思いながらキー坊を見ていた眼を上げると、オープンをまじかに控えたイオン・スーパーの工事現場にビックリする光景が!屋根全体、ミドリで蓋われている。先日ここを車で通った時、そんな気配はなく全然知らなかった。しかし、そこには屋根を独占した芝生の"みどり"が鮮やかに浮かび上がっていた。元々この場所は、緑いっぱいのゴルフ練習場だった処、当時の景観を損ねない配慮がなされた様だ。こういった新しい試みがビルの屋上等にある事は知っていた。でも実際に目の当たりにして感動すら受ける。イオンさん、"やるなぁ、腕上げたなぁ"冗談はぬき、本当にありがとう。
秋霖の初まりか降ってきた、家までもう少しウンチの入ったビニール袋を片手に雨の中、キー坊と小走りする・・・
どうも私の散歩にキー坊が付き合っている気がする近頃です。
 
2006年9月7日
 
(2006年12月掲載)
リーン、リーン、リーン・・・。
事情あって飼えなくなった子犬いらないか、と誘いの電話妻の友人からである。
唐突にその様な事を言われても即答出来ない。
今、内には聖朋(長男)が貰ってきたベンジィー(甲斐犬)が居るし、お負けに十五万円!・・・。でも彼女は、その子犬、四十万円で買ったらしい、食指が動く。
断っておくが、振込め詐欺のはなしではない、バブル期の事である。後日、熟慮の末譲り受ける事にする。
遣ってきたビリィー(ダルメシアン)は、めっちゃ可愛かった。この時、家族全員大満足。その数日後、気が付くとビリィーの活躍(イタズラ)で我家は大変な事に。作り付けの家具、玄関ドァー、机、椅子、有りとあらゆる木部が噛られている。これは困った。急遽ビリィーに、口ワッパを嵌める。食事の時以外は装着、結果は良好である。
しかし、子供達から犬権蹂躙だと猛反発をうける。ブーイングが鳴り止まず折れてワッパを外す。急いで次なる対策へ。オシャブリ用の骨を与え、木部には犬の嫌う臭い付けスプレーをタップリ吹き付ける。これで暫く経過観察としようと思っていた矢先、遂に外で飼う羽目に。二十五年前、家を建て替えた時に購入した食卓(アーコル社)が被害に。脚部"アールのラインが消えてストレイトに"これを見た時、私はビリィーを庭で飼う決心をする。
 
(二)
今朝も早くからベンジィーとビリィーは、庭で走りまわったり、ジャレ合ったりと散々遊んでいた。いまは熟睡している。
なんと長閑な昼下がりだろう・・・、こんな日々ばかりではない。
初夏、薄着で餌をやっている時ビリィーに背中を咬まれる。手足をやられるのなら理解できるが何度もいう様だが背中である、わけを知りたいが無理、どうして?・・・。ビリィーは大阪弁がシャベレないし私も外国語がダメ、冗談は程々に・・・。
成長したビリィーは、スマートでカッコウ良い。引き換えベンジィーは少々肥りぎみだ。原因は想像つく、子供達ビリィーを代わる代わる散歩に連れていくがベンジィーはほったらかし、狭い庭で運動不足!・・・ベンジィーの散歩も手を抜かないよう説得。これは差別だぞ、差別はよくないと尤もらしい事を言ってみる。理解してくれたのかベンジィーも行っている。でも相変わらず肥満解消につながってそうにない食欲の秋だから仕方がないか、まぁそういう事にしておこうと自分自身に言い聞かせる。
秋も深まり、欅が身にまとっていた気褐色の葉を落としスリムに成りかけた頃、落葉で埋め尽くされた庭の片隅で、ベンジィーは"福"を産み落とす。(一匹だけ)
私も妻も留守の出来事、優子(高校生)は一人で全て処置をしたという。ビックリ、又ベンジィーがメスである意識など毛頭なかった。正に青天の霹靂である。
福はオス、四肢が白いのでタビのイメージから娘が命名した。
 
(三)
進学の方向が漠然として定まらなかった娘、獣医に成りたいと具体的な目標を口にした時、昨年の体験がいい動機づけになったと思い内心嬉しかった。しかし北海道の某学校を受験したらしい。反対は出来ないでも心許ない。妻と一緒ならと一件落着。すると義理の母も行きたいと、遂に娘の受験に親子三代で北海道旅行である。言っておくがこれは来春の事である。所が又新しい案が浮上、夏休みに下見として三人で行ってくると言い出した。彼女達は大学に受かる事より旅行のほうが目的で大切らしい。
ほんま何考えとんねん、まぁ好きなようにしたらええやん。(あきれて大阪弁になる)
 
(2006年11月)
杉本先生3

私の自宅は阿倍野区北畠です。家からすぐの所に南海上町線のチンチン電車が一両で走っています。その傍らに「熊野古道」の案内板があり近所には「阿倍王子神社」があります。熊野古道のすぐ近くに住むことと熊野古道が世界遺産に登録されたことで、古道のごく一部を歩いてきました。

杉本先生・山
上の写真は熊野古道中辺路の悪四郎峠付近のものです。滝尻王子から近露王子まで約6時間の行程です。
真ん中の写真は小雲取越えで請川から小和瀬まで約6時間、途中苔に覆われたすばらしい古道がありました。
下の写真は藤白峠から海が見える風景です。海南から藤白神社を経て加茂郷へとぬける約4時間のコース。
皆さんも機会があればぜひ熊野古道を歩いてみてください。すばらしい道、すばらしい世界がありますよ。
坂本先生

第十一回シルバーエイジ歯の健康まつりが開催され盛会の内に終りました。今年は52名の方に8020賞が授与されました。厚労省の平成17年度歯科疾患実態調査によりますと、80歳で20本以上の歯を有する人は初めて20%を越えたそうで、いつまでも自分の歯で過ごせる健康な高齢者が増えてきています。

ところで、最近話題になっている「病気にならない生き方」新谷弘実著の本を読んで、毎日の食生活や生活習慣がいかに大切かを実感しました。巷にはさまざまな健康法が言われていますが、一般的に良いといわれている健康法が、実は健康を損う危険がある事を知りました。例えば、

・腸のために毎日ヨーグルトを食べている。
・カルシウム不足にならないよう毎日牛乳を飲んでいる。
・水分はカテキン豊富な日本茶でとるようにしている。等々…

ショックだったのは、牛乳をとり過ぎると骨粗鬆症の原因となったり、製造方法の影響で牛乳は「錆びた脂」となり子供のアトピーや花粉症のアレルギーを起こす原因とも考えられています。

著者は胃腸内視鏡外科医として長年の間、約30万例の胃腸を診てきており、「健康な人は胃腸が美しく、不健康な人は胃腸が美しくない」という主張に説得力があります。それを、胃相・腸相と呼び患者さんにそれを良くする為に新谷食事健康法をすすめてきました。そのポイントとは、

・植物食と動物食のバランスは85対15とすること。
・全体としては、穀物を50%、野菜や果物を35〜45%、動物食は10〜15%とすること。(これは人間の臼歯・切歯・犬歯の歯数の割合とほぼ合致します。)
・動物食はできるだけ魚でとること。
・フレッシュなものを、なるべく自然の形でとるようにすること。
・牛乳・乳製品はできるだけとらないこと。
・マーガリンや揚げものは避けること。
・よく咬んで小食を心がけること。

 

それと同時に良い生活習慣を身につけ、酒やたばこは控えて、良い水を結構大量に飲みます。(成人で一日1500〜2000cc)そうすることによって、血液の流れが良くなり、新陳代謝を促進し、老廃物や毒素を排出し、腸内を活性化します。意外だったのはお酒もたばこと同じように血管を収縮させてしまうことです。人間の体の仕組を知り自然の摂理に従って、要は楽しみながら正しい食事を続けることが大切と言います。まず4ヶ月続ければ体は劇的に変化してくるそうです。そうすればたまに羽目を外しても大丈夫。

私も多量の水を飲む事から始めました。何cc飲まないといけないということではなく、機会あるごとに喉が乾けば水を飲む習慣をつけようと思います。季節柄、つい毎日冷蔵庫のビールに手を伸ばすのをやめて。

(2006年7月)

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