最近、健康のため休日の夕刻、散歩に行くようにしています。私の住んでいます鶴町は、スエーデンの家具販売のイケアがありその周囲は、散歩にぴったりであります。なんせ、イケア以外何もなく、道は整備され海に面しており海風もあり夕方は、夕日も綺麗で最高ではないかと思っています。(写真1)そしていつも目に入るのが、道端と埋め立てた空き地一面に咲いていると言うより存在している雑草の軍団であります。白や黄色、赤など目を楽しませていただいていますが、名前を知らないのは失礼なので、植物図鑑などの本を買い調べてみると、オオマツヨイグサ、ヒメジョオン、メヒシバ、エノコログサ、オオバコなど(写真2.3.4)かなりたくさんの種類があることがわかりました。それではと、春の七草は有名だけれども、秋にも七草はあるのだろうかと、調べてみたらありました。万葉の歌人、山上憶良の秋の七草の歌で、「萩の花、尾花屑花、なでしこの花、女郎花 また藤袴 朝貌の花」(万葉集巻八)全句これまた、植物の名前だけで作られており、大変珍しいとの事でちょっと類がなく、いかに日本人が古くから植物を愛で、親しんだかがうかがえます。この歌のなかの尾花は、ススキのことで、その花穂が、動物の尾を連想させることより名付けられたとの事です。(写真5)また、なでしこの花は、カワラナデシコのことで我が国のナデシコ類の代表種のこと(写真6)、茎は長く伸び時に一メートルを超すこともあるらしく、多くは直立せず地を這うように斜めに伸び、半ば上部を直立させて花をつけるらしいです。何となく弱々しい感じもするが、性質は強く、しかも優美な花を咲かせ別にヤマトナデシコの名もあり、一見、弱々しくて優雅だが、芯は強いということで、昔日本女性のことを大和撫子と呼んでいましたが、さもありと思いました。今は、さらにパワーを増し「なでしこジャパーン」というところです。なにわともあれもうすぐ9月です。ススキと月で一杯・・・暑い8月から解放されたい今日この頃です。
写真1 (イケア前) 写真2(オオマツヨイグサ)
写真3 (ヒメジョオン) 写真4(エノコログサ)
写真5 (ススキ) 写真6(カワラナデシコ)