平成20年年末に3泊4日で台湾に出かけた。世界的金融危機の影響で、平成20年年末から21年初頭にかけて旅行者は大幅に減少していた。また原油高の影響から燃油サーチャージが12月末までの出発便において非常に高く設定され、ヨーロッパやアメリカなど遠方への旅行がひかえられた。そんな中、ウォン安の影響から韓国への旅行者が大幅に増加したという。

 関西空港から台北までの飛行時間は約3時間半であるが、食事のサービスがあるためにアッというまに過ぎたという感じであった。旅行は食事とホテルを重視し、台北3連泊の滞在型を選んだ。台北は1年中温暖で天気がいいという思い込みがあったが、実際冬は天候不順で雨が多いらしい。ご多分に漏れず、それとも行いが悪かったのか、台北滞在中は良くて曇り、ほとんどが雨模様であった。台北到着後、市内に車で移動し、台北市内最古の寺廟・龍山寺、蒋介石を偲ぶため11年の歳月をかけて建てられた台湾最大の公共建造物・中正紀念堂、台北の北西にある迪化街を訪ねた。紀念堂には蒋介石や孫文に関する歴史的資料が数多く陳列されており、上階のホールには蒋介石の巨大なブロンズ像が鎮座していた。紀念堂内部の見学を終え広場に出ると、台湾の陸・海・空軍の閲兵の練習が行われており、若い兵隊であふれていた。迪化街は淡水河の水路貿易で発展した古い町で、今でも台湾最大の乾物と漢方薬の問屋街で、レンガ造りの古い商店が並ぶ。市内観光後、ホテルにチェックイン、ホテルで新中華料理を食し、第1日目終了。

 翌日、ベネチア映画祭でグランプリを受賞した映画「非情城市」の舞台となった郷愁あふれる坂の町、九に足を伸ばした。19世紀後半のゴールドラッシュに沸いた九は、当時の建物がそのまま残り、ノスタルジックで情緒豊かな風景を醸し出している。海を望める山の斜面に、赤提灯ぶら下げた古い家並み、暗くて狭い道幅の基山街には両側に小さな店が並び、階段を上ったり、細い路地を歩いていると不思議な世界に紛れ込んだ錯覚に陥る。階段の途中にある人気の茶館「阿妹茶酒館」でつかの間のティーセレモニーを楽しんだ。ここは映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったといわれている。展望台からは遠く東シナ海を望む。雨のひどい中台北市内に戻り杭州料理の昼食後、世界4大博物館の1つで、中国4000年の歴史を伝える故宮博物院を観光し、翡翠の白菜や豚の角煮など中国歴代皇帝のコレクションなどを堪能。故宮博物院は数年前に新築されており、見所十分であった。故宮博物院見学後、デューティーフリーにてショッピング、その後夕食は広東料理であった。 

 3日目は、台湾国鉄で約2時間30分かけて花蓮へ。花蓮到着後山月村で先住民料理の昼食。午後大理石の断崖絶壁が20キロメートルも続く太魯閣峡谷で自然が生んだ壮大なパノラマを歩いて見学。台北への帰路は飛行機で、雨の中プロペラ機であったため少々不安が頭をよぎったが、有名な圓山大飯店を窓からほんの近くに眺めながら滑るような見事な着陸であった。台北最後の夕食は北京料理を満喫。

 台北最終日は出発まで自由であったが、やはり雨のためどこかへ出かけることも面倒になり部屋で時間を過ごし、飛行機へ。定刻に台北を離陸、夜関空に到着し、台北3泊4日の旅は無事終了した。ホテルは快適で、食事はおいしく、台湾はいい所でした。

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