(1)取り付けの入れ歯(ブリッジ)が出来ないときはどうするのですか?
その時は取り外しする入れ歯(義歯)になります。歯がなかったり、歯が残っていてもかむ力にブリッジを支える歯が耐えられない場合は、その力を歯肉で支えますので、歯肉を覆う台座(床)が必要になりますから、しばしば取り外して義歯を清掃し、衛生的にしなければなりません。


(2)私はしっかりした歯がいくつか残っています。どんな入れ歯になるのでしょう?そして将来その歯が駄 目になったらどうすれば良いのでしょう?
総入れ歯(総義歯)という言葉をお聞きになったことがあると思います。将来歯が無くなれば、この総義歯になりますが、歯が残っているときにするのが局部床義歯といって歯のない部分に床と人工歯がある義歯です。



(3)義歯の種類は総義歯と局部床義歯だけですか?
形で分類すると、総義歯と局部床義歯の2種類と考えてよいでしょう。一方、目的による分類法もあり、通 常の義歯の他に即時義歯、暫間義歯、治療義歯などがあります。
抜歯する前に口の型を採っておき、その模型を抜歯後の状態を想定して、修正し、あらかじめ義歯を作成します。そして抜歯した日に義歯を装着するのが即時義歯です。これは前歯の場合のような審美性を重視するときに多く使います。暫間義歯は、例えば抜歯直後にブリッジや義歯ができないので、抜歯後の歯肉が完治するまでの間、仮に暫くの間入れておく義歯のことです。治療義歯とはかみ合わせの改善、顎関節症や歯ぎしりなどの治療のためにする義歯のことです。


(4)虫歯で歯を一本抜いたのですが、このまま放置していても大丈夫でしょうか?
歯は普通、上下それぞれ、14〜16本がとなり同士でくっついています。例えばその中の中間の歯が1本無くなれば、そのスペースに両隣の歯が傾いていこうとします。また、かみ合う相手がいなくなった歯も他の歯か歯茎に接触するまでのびてきます。そのために食物がつまりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。それにかみにくくなりますから、消化器系の内臓に悪影響が出やすくなりますので、出来るだけ早期に専門医の診断を受け、適切な治療を行いましょう。



(5)症状が悪化する前に具体的にはどのような治療をするのが適しているのでしょうか?
残りの歯がしっかりしていれば、一般的にはブリッジの施術をします。



(6)なぜブリッジというのですか?
英語のブリッジは日本語で橋ですよね。隣接する歯を橋脚として利用し、無くなった歯の部分に橋を架けるような形になりますから、まさしくその構造が橋のようになるわけです。



(7)具体的にはどうするのでしょうか、痛くはないのでしょうか?
橋脚とする歯をある程度削って、義歯を被せる隙間を作ります。歯を削らずに被せると、その部分ばかりかみ合わせが高くなって、他の歯でかめなくなるからです。神経(歯髄)のある歯は麻酔をして削りますので、痛くはないので心配ありません。あとは口の中の型を採って、模型上でブリッジを作製しますから、数日後に歯科用セメントで歯に装着することになります。数本の歯が欠損していても生理学的にブリッジが可能な場合がありますので、歯医者さんに相談してください。

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