吾輩は犬であります。名前は「ロン」といいます。シーズーという犬種で4才のメスです。
麻雀が好きな飼主が家族の反対をおしきってオスのような名前をつけました。最初は違和感がありましたが、最近では呼びやすいと、家族にも評判のようです。
この家に飼われて4年少々たちますが、今思えば飼主は最初吾輩を飼うことをあまり喜んではなかったです。飼主の子供にせがまれ仕方なくでした。
吾輩も赤ちゃんの時はやんちゃで家の中のあちこちで便や尿をしたり、飼主の手を思いきり咬んだりしました。よく飼主が嫁にむかって「ペットショップに返してこい。」とどなっていました。ところが最近、吾輩も成犬となり人間に対して上手に甘える事を覚えました。
飼主も吾輩の事をすっかり気に入って家族の一員と認めているようです。それどころか毎日仕事から帰ってくるとまず最初に吾輩のところに来て体中なでてくれます。家に帰ってきてすぐはこわい飼い主の顔が徐々におだやかな表情になっていくのがわかります。吾輩は飼主に「癒し」を与えていると思います。
ストレスのたまる仕事をしている歯科医師会の皆様、吾輩のような「癒し」を飼ってみてはいかがですか?
以上、我家の愛犬の気持ちを想像して書きました。
(2005年5月)