雑談中、昼休み時間をどのように過ごしているかが話題になった。
大家先生「コンピューターでインターネット」
和泉先生「ベッドに入り、本格的に昼寝。それでは、こいさんは?」
小泉「木工」
大家先生「仕事で歯を削っているのに、休み時間でも木を削っているのですか?!」
小泉「???」
 
薄茶色のラブラドール・レトリーバー(名はゴン太)を飼っている。よく盲導犬に使われる犬種。室内犬にしている人も多いが、我が家は屋外犬。
餌が雨で濡れないよう、ホームセンターで購入した犬小屋に当初2畳ほどの屋根を自作した。数年経過して屋根が壊れてきたので作り直すことになったが、最初の苦労が脳裏をよぎる。あのときキリで手にマメができたっけ。ネジまわしの多用で腕が痛くなったなぁ〜
 
今回は10年以上もつ頑丈な屋根にしようと思うと、なおさら大変。そこで先ず電動ドライバーを購入。これが、いたって快適。ネジには当然のこと、先端の部品(ビット)を交換すればキリにも応用できる。納戸でほこりをかぶっていた電動ノコギリ(丸ノコ)もひっぱり出す。
前回は24mm角の木材を使っていたが、今度はより太い36mm角なのに省エネで簡単にできた。家族が「丈夫で半永久的!!!」とお世辞。
 
おだてられると病コウモウになり、木工生活の開始。
診療所内の内装部でネジの外れている箇所がないかなぁ〜 どんなものが作れるだろうかなぁ〜
電動ドライバーの使い心地にとりつかれて、無理やり用途を思案。
昼休みに、素人にとって定番である棚、踏み台、小さなテーブルなどの小物製作からとりかかる。
いくつかの作品を体験すると、生意気にも他の電動工具までほしくなってくる。
電動サンダー、電動グラインダー、ジクソー(糸ノコ風電動ノコギリ)、コードレスドライバー。まだ電動カンナは持っていないが、きわめつけはトリマ(ルーターともいう)で、これが最高。種々のビットがあり、木材の面取りや溝彫りには不可欠。もう手放せません。
治具(これは自作する)を併用すると美しい飾りや文字も彫れて、飾り穴を空けることもできる。
トリマ使用で直径35cmの小型円形ターンテーブルを作り、食卓上の調味料置きにしている。
「こんなクルクル回転する中華料理屋風のもの、普通の家にはないよ!」と息子にからかわれた。
 
木工にのめり込み、いまでは電動丸ノコを手作りのテーブルソーとして使い、本格派を気取っている。
自家製テーブルソーは木材で頑強なテーブルを作り、その天板に丸ノコの刃が出る程度の細い溝を空ける。そして丸ノコを、刃を上にして天板の下側から固定すると出来上がり。
丸ノコを移動するのではなく材料を動かすタイプで、安全で正確に同寸法を大量にカットできる優れもの。
 
診療室に棚板の間隔が調節可能な飾り棚を設置した。
ある日、女性の患者さんが「この棚は先生作ですか?」と問うた。
「ヘタだから、すぐに分かったでしょう」
「いや、そうではなくて・・・ お上手ですよ。私の父が大工だから分かるんです」
「それは?」
「鉛筆の墨入れ跡を消し忘れているのですもの」
 
家族から作品のリクエストがくるようになり、電動工具使用で昼休みの木工がますます楽しくなっている。最近の自信作は折りたたみ式飾り棚で、2段の踏み台(ハシゴ)や椅子にも転用できる製品。
自作のワインラックからブドウ酒を取り出し、次はどんな作品に挑戦しようかなと瞑想。
 
みなさまは、お昼休み時間をどのようにしてお過ごしでしょうか?
 
(2004年7月)

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