121.はじめまして 冨谷寛卓(とみや歯科診療所)

はじめまして。 このたび、大正区歯科医師会に入会させていただきました冨谷寛卓です。 卒業大学は大阪歯科大学で55期生です。 皆様、体温計の目盛りが42℃までしかない。その理由をご存知でしょうか?
健康なとき36〜37℃に保たれている体温も、病気をして体温調節中枢の作用が狂うと高い熱が出る。非常に興奮して体温調節中枢を狂わせてしまっても、熱の出ることもある。
しかし、体温はどこまでも無制限に上昇していくわけではない。体温が39℃以上になると、脳の活動に影響が出てくるし、41℃をこせば、ふだんから高温の肝臓が真っ先にやられる。そして、42℃以上ではどんなことをしても生きられない。
42℃は、人体を構成している細胞の蛋白質が、ゆで卵のように固まって、もとに戻らない温度である。人間の蛋白質が変性する温度、つまり人間がゆで上がる温度で、「42℃の壁」と呼ばれている。
体温計の目盛が最高42℃までしかつけられていないのは、そのためで、体温42℃以上の人間の存在は考えられないのである。
人間ばかりでなく、ネコ、ウサギ、ネズミなどの動物もほぼ同じで、体温42℃前後で死ぬといわれている。
これを書いている私も今風邪をひいており、体温計の目盛りは38.4℃… よく風邪をひく私ですが今後ともご指導のほど宜しくお願い致します。